
手のしびれが片側だけに起こると、不安になりますよね。
この症状には脳卒中を含む重篤な病気の可能性もあれば、スマホの使いすぎによる一時的なものもあります。
本記事では、片側の手のしびれの原因を医学的根拠に基づき解説し、
「緊急で病院に行くべきか」「どの科を受診すればいいか」といった悩める方に役立つ情報を網羅的にお伝えします。
症状の正体を知れば、適切な対処で不安が解消され、明日からの生活が明るくなります。
結論

片側の手のしびれの原因は、脳卒中などの緊急疾患から神経圧迫まで多岐にわたります。
特に突然の発症や顔・足のしびれを伴う場合は、すぐに救急受診が必要です。
一方で、徐々に進行するしびれや特定の指だけの症状であれば整形外科での治療で改善するケースが多いでしょう。
自分の症状に合った対応を取ることで、命の危険を回避したり、生活の質を向上させたりできます。
なぜ片側の手のしびれが起こるのか
命に関わる緊急疾患の可能性
片側の手のしびれで最も注意が必要なのは脳卒中です。
脳梗塞や脳出血では、身体の片側の感覚神経が一時的に麻痺し、
手だけでなく顔や足にもしびれが出ることが特徴です。
初期症状は「片側の手先と口の周りのしびれ」だけであることも多く、
夜中に目が覚めた時に気づくケースも報告されています。
医学的には発症から4.5時間以内の治療が予後を大きく左右するため、
「しびれが急に始まった」と感じたら、迷わず救急車を要請することが推奨されています。
神経が圧迫される主な原因
日本で最も頻度が高いのは神経の圧迫によるものです。
代表的なのが変形性頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアで、
加齢による骨の変形で首の神経が圧迫され、肩から手先にかけてしびれや痛みが出ます。
首を後ろに反らす動作で症状が強まるのが特徴です。
また手根管症候群は手首の神経が圧迫され、
親指・人差し指・中指に夜間のしびれが現れます。
事務職や介護職など手を酷使する方に多く、
「朝起きると指がこわばる」という声もよく聞かれます。
全身疾患や生活習慣が影響するケース
糖尿病患者の約半数に見られる神経障害も要注意です。
高血糖状態が続くと末梢神経が徐々に損傷し、
手足のしびれを引き起こしますが、片側だけに現れることもあります。
またビタミンB12の不足は神経の修復を妨げるため、
偏食やアルコール多飲の方にしびれ症状が出やすくなります。
ストレスによる自律神経の乱れも血流低下を招き、
一時的なしびれを生じさせることがあるとされています。
具体的なケースで理解を深めましょう
事例1:PC作業で手首を酷使した30代女性
事務職の28歳女性が朝方だけ手のひらがしびれると来院。
診察では手首を曲げ伸ばしすると親指側の指3本に
ピリピリとしたしびれが確認され、
「手根管症候群」と診断されました。
原因は1日8時間のキーボード操作による神経圧迫で、
手首サポーターの装着と休憩時のストレッチで2週間で改善。
このケースのように特定の指に限局した症状は
手首の問題を疑うべき重要なサインです。
事例2:突然のしびれで救急搬送された60代男性
63歳男性が朝起きたら左手と左足が動かしにくく、
「コーヒーが注げない」と家族に訴えました。
救急車で搬送され頭部CT検査で右脳の小さな梗塞が判明。
発症から3時間以内の治療でしびれは1週間でほぼ消失。
この例が示すように、片側の手足のしびれ+運動障害は
脳卒中の典型症状であり、時間との勝負となるケースがあります。
事例3:糖尿病歴ありの50代主婦
54歳女性が右手中指だけが時々しびれると受診。
血糖値が長期に高値を維持していたことが判明し、
糖尿病性神経障害と診断されました。
通常は両手足の対称的なしびれが多い中、
この患者さんは右側だけに症状が集中していたのが特徴。
血糖コントロールの改善とビタミンB12の補充で
3ヶ月かけてしびれが軽減しました。
このケースは内科的要因が片側症状を引き起こす可能性を示しています。
まとめ
片側の手のしびれは原因によって対応が全く異なります。
覚えておきたいのは3つのポイントです。
まず「突然の発症」は脳卒中を疑うこと。
次に「特定の指だけのしびれ」は神経圧迫を疑うこと。
最後に「糖尿病や喫煙歴」があれば内科的要因を考慮すること。
特に顔のゆがみやろれつ障害を伴う場合は
10分以内に救急車を呼ぶという日本脳神経外科学会の推奨を守りましょう。
一方で徐々に始まったしびれであれば
整形外科や神経内科での精密検査で
適切な治療法が見つかる可能性が高いです。
背中を押す
しびれの原因を調べるのは少し怖いかもしれません。
でも早期発見こそが安心への近道です。
今日も日本全国で何千人もの人が同じ悩みを抱え、
病院で正しい原因を突き止め、
適切な治療を受けて元気に生活しています。
「もしかして重い病気かも…」と1日中不安に思うより、
まずはかかりつけ医に相談する1歩を踏み出してみてください。
あなたの勇気ある行動が、明るい未来を切り開く第一歩になります。
今日、スマホで受診予約を入れてみませんか?